いつものようにポケットから Google Pixel 3a を取り出すと電源ボタンが過敏になってしまい、操作が難しくなってしまいました。ポケットに入れる前は問題なく稼働しており、ポケットに入っている間に強い衝撃もありませんでした。
最初はアプリケーション エラーだと思い、何度も再起動やアプリを削除しましたが元に戻らず、最終手段のファクトリーリセットを行っても同じ症状が繰り返されました。電源ボタンのアクションを無効化すると症状が収まり、その後 無効から有効へボタンの設定を戻すと以前の状態に戻ることができました。
この時に行った対処法をご紹介します。
デバイス情報
デバイス:Google Pixel 3a
Android バージョン:11(2021年2月5日 アップデート)
症状
下記のYouTube 動画と同じく電源ボタンを押したような症状が繰り返しました。
- 画面がオン/オフ(スリープ/復帰)
- カメラの起動
- 再起動
「電源ボタンに触れるだけで押したようなアクションが起きる」「Pixel 本体に衝撃を与えたり、傾けると電源ボタンに押したようなアクションが起きる」ことから電源ボタンが押しされている/半押し状態を維持されていることになっています。
原因
日本語では同じ症状の報告が見つかりませんでしたが、英語で検索すると電源ボタンが敏感になってしまったケースが報告されています。
主に次の原因が考えられます。
- ソフトウェアのバグだったケース
- 強い衝撃を与えてしまったケース
- 電源ボタンの隙間がゴミが入ってしまったケース
私ケースは、ポケットに入れる前までは以上に稼働していたため、「ソフトウェアのバグだったケース」の可能性は低くなります。また、強い衝撃や落としたりしていないので2番目の「強い衝撃を与えてしまったケース」も原因ではないと考えられます。
電源ボタンの隙間にゴミが入ったことでボタンが押されている誤動作を繰り替えるというのが濃厚になります。
※ ファクトリーリセットをしても同じ症状が繰り返していました。
対処法
ソフトウェアの問題ではないため、問題となったゴミを取り除くことで直ります。
ここで紹介している①と②は民間療法になるので自己責任になります。
①ボタンの掃除
電源ボタンを掃除して、周りまたは中に入ったゴミを取り除きます。
分解して直接ゴミを取り除くのがベストですが分解するにはリスクが大きので分解せずに無理がない範囲内でゴミを取り除きます。
- 電源ボタンを地面に向けて GooglePixel で手のひらにノックするようにゴミを落とす
- ピンセットで電源ボタンを摘んで動かしてゴミを出す
- 吸引機を使ってゴミを吸い出す
- 綿棒に消毒液を湿らせて電源ボタンの周りを拭き取る
②アクションの無効化
電源ボタンが作動していると認識されているため、画面がオン/オフ(スリープ/復帰)、カメラの起動、再起動がループしている状態になっています。
電源ボタンでのアクションを無効化してこれらを一時的に停止させます。
電源ボタンでのロックを無効化
電源ボタンを 1回押した時に画面オフになる動作を無効化します。
- 設定画面から [セキュリティ] を選択します。
- デバイスのセキュリティの [ロック画面 の歯車マーク] を選択します。
- [電源ボタンですぐにロックする] を無効に変更します。
電源ボタンを使ったカメラ起動を無効化
電源ボタンを 2回押した時にカメラ アプリが起動する動作を無効化します。
- 設定画面から [システム] を選択します。
- [ジェスチャー] を選択します。
- [カメラをすばやく起動] を選択します。
- [カメラをすばやく起動] を無効に変更します。
③修理(分解)
分解して電源ボタンを掃除してゴミを取り出すしか他ないと思われます。
自分で Pixel を分解するにはリスクが高く、サポート保証対象外になってしまうのでおすすめできないので Google 修理担当パートナー「iCracked」に修理依頼することをおすすめします。
購入して 1年以内なら保証期間内になるので Google Store でのメーカー保証が受けれる可能性が非常にたかいですが、メーカー保証期間(1年間)が終了している場合は iCracked に修理依頼することになるので購入日を確認してみてください。
まとめ
私の場合は「①ボタンの掃除」「②アクションの無効化」を行うと症状が収まりました。その後、②アクションの無効化 で行った設定を元に戻しても症状が出ませんでした。
この電源ボタンが敏感になる症状は Google Pixel 3 シリーズに起きるようトラブルのようです。
もし、同じ症状に合ったらご紹介した対処方法を試してみてください。
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