Project Management Professional (PMP) 資格取得を目指す皆さん、こんにちは！今回は、私が直面した PMP オンライン試験予約のトラブルとその解決策について詳しく解説します。特に、海外在住者向けのピアソン VUE によるオンライン試験に焦点を当て、スムーズな試験予約のための実践的な情報をお届けします。
PMP 試験には、大きく分けて「テストセンターでの現地試験」と「オンライン受験」の2つの形式があります。さらに、オンライン受験は受験者が滞在している国によって案内ベンダーが異なります。
- 日本、韓国、中国に在住の方：ATA によるオンライン試験
- 上記以外の海外に在住の方：ピアソン VUE によるオンライン試験
海外在住者が利用する「ピアソン VUE による OnVUE オンライン受験」では、PMI のウェブサイトから空いている日時を選び、さらに日本語での問題表示と日本語話者の監督官を選択できるのが大きなメリットです。試験中の集中力を維持するためにも、母国語である日本語話者の監督官は強くお勧めします。試験開始 30分前からの事前確認や試験中の監視・警告も、日本語で受けられると安心感が違います。
試験スケジュールは、ご自身の PMI アカウントから確認できるほか、以下のピアソン VUE のページからもテストアカウントで予約可能な日時を事前に確認できます。
オンライン試験予約のトラブルシューティング：なぜ予約できない？
私が経験した PMP オンライン試験予約のトラブルは、海外に滞在しているにもかかわらず、PMI アカウントの「ロケーション/地域」を「日本」で登録してしまっていたことに起因していました。この状態だと、オンライン試験を予約しようとしても以下の警告メッセージが表示され、先に進むことができません。
この問題は、アカウント情報に登録された地域と、実際に受験しようとしている国が一致しないために、PMI側でシステムエラーとして認識されることで発生します。
- 登録地域：日本
- 受験国：ベトナム
- 結果：案内ベンダーの食い違いによる予約不可
【解決策】PMI への問い合わせで「ロケーション/地域」を変更する
この問題を解決するには、PMI アカウントの「ロケーション/地域」を受験国に変更する必要があります。ただし、この情報はユーザー自身では編集・更新ができません。PMI (pmi.org) に問い合わせて変更を依頼する形になります。
事象がやや複雑なため、メールよりもライブチャットでオペレーターに直接状況を説明し、エラー画面を確認してもらう方がスムーズに解決できます。
PMIのライブチャットは、月～金曜日の 09:00 ~16:00 (日本時間) であれば日本語のサポーターが在籍しています。
日本語と韓国語でのライブチャットサポートは、通常営業日である月曜日から金曜日の午前8時から午後5時まで（マレーシア時間、GMT+8）ご利用いただけます。
最初は英語のサポーターが対応する場合がありますが、「日本人サポーターと日本語でチャットしたい」と伝えれば、PMI カスタマーケアアジアパシフィック日本語チームに繋いでもらえます。以下のリンクから PMI の問い合わせページにアクセスできます。
【余談1】ATA による PMP オンライン試験の開催頻度
「ATAによるPMP®監督付きオンライン試験」は、毎月 2回しか開催されません。また、開始日時も固定されており、受験者が自由に試験日時を選ぶことはできません。一斉に受験者が試験を受ける仕組みになっています。
【余談2】ATA は日本語サポートなし？問い合わせ言語に注意
ATA 社の PMP オンライン試験に関する問い合わせ言語は、英語と中国語のみで、日本語はサポートされていません。試験スケジュールの変更などを電話やライブチャットで行う際は英語でのやり取りとなるため、事前に受験要件や注意事項をしっかりと確認しておくことをお勧めします。
PMP受験に役立つ参考サイト
PMP オンライン試験の予約で困っている皆さんの助けになれば幸いです。
計画的に準備を進めて、PMP 合格を勝ち取りましょう！