XUMM アプリを GlobaliD で認証する方法と ARDY への申請方法
2021年 12月に自動配布ツール「ARDY」が GlobaliD 認証済みの XUMM アカウントのみに配布できる機能が実装されました。
トークン発行者がこの機能を使用してエアドロップしていた場合、「GlobaliD の認証」と「ARDY ホワイトリストへの登録」をしていないとそのエアドロップを受けることができません。
この記事では XUMM アドレスを GlobaliD に認証させて ARDY のホワイトリストに登録する手順/方法を解説した内容になります。
GlobaliD とは
GlobaliD は個人情報を開示せずに固有デジタル ID を付与するサービスです。
GlobaliD アプリに XUMM アカウントを認証させることで XUMM アカウントの XRPL アカウントの証明書を取得し ユーザー識別することができるようになります。また、完全なプライバシーを維持しながら相手に ID 証明を渡すことができます。
GlobaliD と XRPLLabs とでパートナーシップを結んでいます。
ARDY とは
ARDY は strategyengine 氏が開発した自動配布ツールです。
XRPL ウォレットのアドレスに自動配布 (エアドロップ) するためのツールで多くの XRPL トークン発行者らに利用されています。
設定手順
1. GlobaliD の認証




- GlobaliD アプリをインストールして起動します。
- 下部バー [Identity] をタップします
- 右下 [+] をタップします。
- [Financial] をタップします。
- [XRP Ledger account veritification] をタップします
- XUMM アプリ側でスライドして連携を承認します。
- GlobaliD アプリ側で承認されたアドレスを確認して [Save] をタップします。
- 下部メニュー [Home] をタップし [globalID_notice] をタップします。
- [Verification accepted] にチェックがマークされている事を確認します。
2. 自動配布ツール ARDY への申請

- XUMM ウォレットが入っているスマートフォンで globalidverification ページにアクセスします。
- [ARDY, Add my address!] をタップします。
- ARDY のリクエストを [Confirm] をタップします。
- GlobaliD と連携した XRPL アドレスを入力し [Check Address] をタップします。
- 上部に「Address is verified」と表示されていればホワイトリストの登録が完了しています。
「Address is not verified. Click ARDY, Add my address below.」と表示された場合
「Address is not verified. Click ARDY, Add my address below.」は ARDY のホワイトリストにアドレスが登録されていない というメッセージです。
次の可能性があります
- GlobaliD が XRPL アドレスの検証に失敗している
- GlobaliD が XRPL アドレスの検証が完了していない
- GlobaliD に ADRY が入っていない
- ホワイトリストに載っているアドレスと入力した (確認する) アドレスが間違っている
Q&A (気になるアレコレ)
公式がツイートした内容や自分で検証した結果をまとめました。
GlobaliD アプリは無償です。この設定や維持もお金はかかりません。
2021年 12月の仕様では 1つの GlobaliD に 1つのアドレスのみしか連携できません。
GlobaliD に連携している XUMM ウォレットの情報を上書きするように、最初から手続きをしてください。
はい、ホワイトリストに複数のアカウントを登録することは可能です。
GlobaliD 側で XRPL アドレスの認証を行い、GlobaliD の ADRY にそれらを認識させることで ADRY のホワイトリストに登録することができます。
ARDY によるエアドロップは上記の設定のみになります。
GlobaliD プロファイルを作成することで XRPL アカウント横に青いチェックマーク (XUMM KYC 済み) が付きます。
この設定は ARDY による GlobaliD 認証者を対象としたエアドロップを受けれるための設定です。
プロジェクトによっては独自のツールを使用しているケースがありますのでそのプロジェクトのエアドロップ情報を確認してください。
GlobaliD に認証したアドレスを ADRY ホワイトリストに申請するとブラックリストから除外されます。そのため、エアドロップを受け取ることができるようになります。