Binance から ETH(イーサリアム)を BSC(Binance Smart Chain: BEP20)で MetaMask を送金すると MetaMask 上で 送金した ETH が非表示になっています。(失っただけでない)。これは MetaMask のデフォルト ネットワークが ETH ネットワークが(Ethereum: ERC20)になっているためです。BSC ネットワークを追加することで送金した ETH が表示されるようになります。
この記事では MetaMask に BEP20 ネットワークを追加して ETH を表示 と BEP20 から ERC20 へとブリッジ(移行)する方法をご紹介します。
BSC にある ETH について
BSC で MetaMask に送金するとまずウォレットに反映されません。表示反映はされていませんが 紛失していません。
見ているネットワークが「イーサリアム ネットワーク」で見ているからです。
Binance Smart Chain ネットワークを追加することで送金した ETH を表示、送金することができるようになります。
BSC のトランザクション手数料(ガス代)は ETH ではなく、BNB で支払うことになります。
トランザクションの確認方法
BscScan – Binance (BNB) Blockchain Explorer で トランザクション ID(TxID)を調べると BSC で送金した ETH の送金履歴を確認することができます。
トランザクション ID「0x1b279…e2c143a」で検索すると取引詳細が表示されます。そして、Status が[Success] になっており、送金自体が無事に完了していることが確認できます。
MetaMask は ETH と BSC に対応しているウォレットです。
デフォルトでは ETH ネットワークしか設定されていません。BSC ネットワークを追加することで BSC で送金した暗号資産を視覚化することができるようになります。
ネットワークの追加
MetaMask に Binance Smart Chain メインネットワークを追加します。
※ Binance Bridge でウォレットを接続しても自動的に BSC ネットワークが追加され、送金した ETH が表示されます。
アイコンマークから[設定] をクリックして ネットワークを選択し、[ネットワークの追加] をクリックします。
追加したカスタム ネットワークの各項目を次の情報を入力し、[保存] をクリックします。
- [変更可]ネットワーク名:Binance Smart Chain Mainnet
- [固定]新規 RPC URL:https://bsc-dataseed1.ninicoin.io
- [固定]チェーン ID:56
- [変更可]通貨記号 (オプション):bnb
- [固定] ブロック エクスプローラーの URL (オプション):https://bscscan.com/
BCS の ETH を利用する
PancakeSwap や BakerySwap は BCS に対応しているため、BSC にある ETH を使用することができます。Uniswap は非対応のため、BSC にある ETH を使用できません。
BakerySwap で MetaMask(BSC)を接続すると Exchanfe で送金した ETH が表示されます。
そのまま、他の通貨への Swap や 半分に分割して Pool することもできます。
異なるネットワークをブリッジさせる方法
Binance Bridge で BSC から ETH ネットワークにブリッジさせることができます。
Binance Bridge でのブリッジ手数料とガス代が発生します。
ブリッジ手数料は ブリッジする通貨で支払いますが、BSC のガス代は BNB で支払うことになるため、ウォレットに少量の BNB を保有しておく必要があります。
ブリッジ手数料は 一律 0.0035 ETH、最低 0.052 ETH から BSC 〜 ETH をブリッジすることができます。
別途 ガス代(BNB)は必要です。
なぜ、BSC がいいの?
送金スピードはほぼ変わりませんが、BCS のほうがガス代が安いのが魅力です。
ただし、サービスによっては BCS に対応していない場合があるので使うサービスで対応しているネットワークを確認しておく必要があります。
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